メキシコと聞くと、どのような印象をお持ちでしょうか。
治安が悪い、食べ物が辛い、リゾートが有名、自動車産業と、様々なイメージが出てきます。
2017年2月からANA(全日本空輸)も成田、メキシコシティの直行便を毎日飛ばすことでも話題になりました。
中南米最大の都市メキシコシティにアエロメヒコで旅行に行ったので、観光場所、料理、お土産、気候(天気)、気温(服装)について紹介します。
雨季さえ外せば気候も良く、食べ物も日本人好みの味なので、とても楽しむことができました。
・どんな伝統料理があるの?美味しいの?
・サボテンを毎日食べる!
・危険なイメージがあるけど大丈夫?
・観光するならどこがおすすめ?
・お土産には何を買って帰れば喜ばれる?
気になった方は是非チェック!魅力を存分にお届けします。
アエロメヒコの評判と搭乗した口コミ
直行便を検討の方は、アエロメヒコにするかANAにするかで悩まれるかと思います。
アエロメヒコの機内サービス、食事、モニターコンテンツ、充電などを紹介します。
アエロメヒコって何?
アエロメヒコとはメキシコ航空でスカイチームに所属します。(デルタ航空と同じ)
日本からの直行便はスカイチームのアエロメヒコとスターアライアンスグループのANA(2017年2月~)の2社が飛んでおり、成田国際空港とメキシコシティ国際空港を繋ぎます。
ANAを利用してみましたが、とても快適でした。
「ANA直行便でメキシコシティを往復!飛行時間やターミナルは?」
JALは直行便を飛ばしていないので、ワンワールドのマイルを貯めたい方は、ダラスでトランジットしていく方法があります。
トランジットで何度か行きましたが、時間もかかるので直行便がオススメです。
エコノミークラスだと、スカイマイルが片道約7,8000貯まります。
飛行時間は長く、行きは約12時間半、帰りは約15時間。偏西風の影響を受けるのか帰りの方が時間がかかります。ブラジルに比べたらマシですね。
成田空港の出発ターミナルはターミナル1です。チェックインカウンターや搭乗ゲートで、いつ見ても「日本にメキシコ人ってこんなにたくさんいるんだ!」と感じます。
飛行機は基本的に毎日飛んでます。そんなに飛ぶ必要あるの?と思うかもしれませんが、自動車産業が盛んで、かつ、日本企業がどんどん進出しているのも背景としてあります。
ANAが参入するまでは、特にアエロメヒコのこの線はドル箱だったんでしょうね。
機内食がまずい?!サービスや映画について
機材はボーイング787を使用しており、評判も普通なのでエコノミークラスでも満足できるかなと感じていましたが、個人的には日本の航空会社が良いなと感じました。
機内食が口に合いません。日本からの便は、JALなどの機内食を手掛ける大手が請け負っているので悪くないんですが、帰りがダメでした。
現地の空港でサンドイッチ買っておいて正解でした。
アエロメヒコでは長時間飛行のためか、アイマスク、歯ブラシ、歯磨き粉が、搭乗者全員に初めに配られます。これは嬉しいサービスでした。
12時間を超える飛行のため、映画などの機内コンテンツが充実していないと時間潰しも大変です。
とはいっても、日本との時差は15時間なので、飛行機で寝ておかないと、到着して眠くなります。
動画コンテンツは、期待を裏切りません。日本語翻訳映画は2つ。しかも全体的に映画は古いです。
映画を20本入れていったので、時間潰しには困りませんでした。動画などで時間を潰したい方は、あらかじめデバイスにコンテンツを入れておくことをオススメします。
シート設備については、前席にUSB端子がついてます。
スマホの充電切れは無く安心して動画を楽しめました。スマホの動画を前のモニターで映せれたらもっと良いんですが、それは出来ません。
日本人か日本語通訳ができる客室乗務員が搭乗しているので、安心です。
全体を通して評価は5段階中2.5です。
インテルジェットがLCCなのに良い!
メキシコ国内を移動するには、インテルジェット(LCC)、ボラリス(LCC)、ビバアエロブス(LCC)、アエロメヒコがあります。
旅を安くしたい場合は、LCCを使いたいですよね。インテルジェット(interjet)やアエロメヒコを使用したので少し紹介。
オススメはインテルジェットです。インタージェットと書きますが、スペイン語読みではインテルジェット。
LCCといえば、狭くてサービスを受けるのが有料ですが、インテルジェットは違います。
座席もゆったりしていて、機内サービスを無料で受けることができました。飲み物やお菓子が貰えました。
長時間の飛行を終えて、CDMX(メキシコシティ)に到着!
空港や街中では、スリや窃盗に注意しないといけません。どんな場所でも警戒心だけは持っておくことは大事です。
年中暖かいですが、冬場の朝・夜は冷えるので、持ち運びしやすいユニクロのウルトラライトダウンが使えます。
メキシコシティは世界遺産や観光スポットが多数
カンクンやロスカボスといったリゾート地、歴史的な建造物や世界遺産などが混在します。首都メキシコシティだけでも観光地はたくさんあります。
費用を抑えるために、移動は配車サービスのUBER(ウーバー)を使用しました。
乗る前に、あらかじめ値段を確認しておくと安心です。また、車社会なので平日の朝夕は渋滞が凄いので時間に余裕を持って行動することが大事だと感じました。
ソカロ(中央広場)
ソカロとは中央広場です。
周辺には国立宮殿、カテラドルがあり、過去にポールマッカートニーがコンサートをした場所でもあります。独立記念日には大統領が演説をすることから多くの国民が集まります。
冬場の中央広場には、スケートリンクが開設され子供だけでなく大人もアイススケートをしています。平日の夕方や土日は大混雑。
クリスマスシーズンには大きなツリーが現れます。赤丸の建物には、いくつかレストランが入っていて、食事をしながら景色を楽しむことが出来ます。
首相がいる国立宮殿
横長の建物は国立宮殿。中には大統領の執務スペースがあります。独立記念日にはバルコニーに大統領が登場します。見てみたい。
メトロポリタン大聖堂(カテラドル)の中に潜入
中を見学するには入場料金が必要です。
今回は時間のタイミングが良く、ガイドの案内によってカテラドルの上に登れることに!
鐘の説明をしてくれているのですが、スペイン語なので全く分かりませんでした。
上からは、国立宮殿やソカロを見る事できます。
ラテンアメリカタワー
42階、180mのタワーです。
ソカロから歩いて行くことができます。原宿通りのように人が多い道をまっすぐ歩くと左斜め前に高い建物が見えてきます。
上にのぼるには有料で約90ペソ。
最上階は窓が無く、金網がはられています。
メキシコシティを一望できました。
ベジャス・アルテス宮殿
格式高い宮殿で、メキシコ国立民族舞踊団が講演を行います。
ラテンアメリカタワーからベジャスアルテス宮殿を見下ろすことができます。
テオティワカン遺跡(太陽のピラミッド&月のピラミッド)
メキシコシティで1番行きたかった世界遺産のテオティワカン遺跡。
テオティワカンに行く際、バスで行くと渋滞を利用したバス強盗があるので、全財産を財布に入れるのは危険です。
スマホなども換金率が高いので、見つからない場所に隠す必要があります。
テオティワカン遺跡は、太陽のピラミッド、月のピラミッド、死者の大通り、神殿、宮殿で構成されます。
入場チケットを購入してお土産屋さんを通りを抜けます。お土産屋さんには、民族衣装やドクロの置物が売られています。
まずは太陽のピラミッドに登りました。太陽のピラミッドに登りながら見る月が良かったです。
登る時の階段が非常に急で、むちゃくちゃしんどいです。メキシコシティは標高が高いので高地トレーニングをしているようでした。
頂上からは月のピラミッドを見ることができます。
下って、死者の大通りを歩いて、月のピラミッドに向かおうとしてのですが、疲れたのでやめておきました。
テオティワカン良いですね。なんとも言えない雰囲気でした。
国立人類学博物館
国立人類博物館は外せない!とネットやガイドブックで見たので行きました。
歴史好きにはたまらないんだろうな。と思いつつ有名どころは一応写真におさめました。
歴史に全く興味がないので10分ほどで退散。説明できなくてすみません。
独立記念塔で誕生日を祝う15歳
大通りのど真ん中にそびえ立つ独立記念塔。かなり大きいです。
上にのぼる事はできませんが、周りには多くの人が集まっていました。
そんな中、発見したのがドレスを着た女性とタキシードを着た男性達。
結婚式かな?と思っていたら違いました。中南米では、女性は15歳になったら成人になったとして、お祝いをするそうです。女性にとっては一大行事。
ワールドトレードセンター
ショッピングモールや映画館が併設されたワールドトレードセンター。
わざわざ行くようなところではありませんでした。
クリスマスツリーが至るところに飾られていました。
タコスだけでなくサボテンも!メキシコの食事は美味しい!
結論から言って、メキシコ料理は美味しいです!
アメリカの食文化に似ているのかと思いきや、脂っこくないので日本人好みです。
飲み物はテキーラばかり飲んでいると思うかも知れませんが、お昼はレモネードを飲むのが主流です。さすがスペイン文化
注文する時にレモネードは通じないので、「リモナダ(スペイン語)」と言います。(唯一覚えたスペイン語)
夜はコロナビールがメイン。たまにテキーラといった感じでした。
メキシコでは、一般的にランチタイムが遅く、14時からランチは当たり前でした。いつもの感覚で、お昼12時にお店に入ってもガラガラなのが印象的。
食文化で感じた伝統料理(タコス、トルティーヤ)、メキシコにあった有名チェーン店を紹介。
ソカロの景色と伝統料理を楽しむ
ソカロの「PRIMER CUADRO」で、景色を眺めつつ、メキシコの伝統料理を堪能してきました。
入店して目に飛び込んできたのは、国立宮殿やメキシコシティ・メトロポリタン大聖堂(カテラドル)などの歴史的建造物。
景色が見渡せるテラス席に着席。料理が来るまでは景色を眺めて待ちます。
観光地なので英語のメニューも用意されています。
サーモンの前菜。伝統というよりは比較的最近の料理。パンにのせて食べます。
エンチラーダス。タコスをトマトソースで煮込んでチーズトッピングした料理。
右はチキンモーレ(モーレ・ポブラーノ)、左はサボテンと牛肉煮込み。
モーレはソースをさします。チョコレート、シナモン、アーモンドなど複数の材料がで作られた特徴的なソースです。
口に入れると最初は甘さが、だんだんと苦み、そして辛く感じ、味に変化があります。不思議な味です。
チレレジェーノ。唯一、苦手な味でした。
食事をしていると途中、ゴスペラーズのような方々による歌のサービスがありました。(チップは必要)
1曲目はお任せにし、その後「ハポネス(日本人)」と伝えると日本の曲(コモエスタ赤坂)を歌ってくれました。
最後はデザート。シェフが目の前で、イチゴを砂糖やシナモンで甘く煮てくれました。
それをバニラアイスにかけて出来上がり。
屋台でタコス
お店だけではなく、屋台で食べるタコスは特に値段が安くて美味しいんです!1個10ペソ(50~70円)くらい。
安くて美味しいので、おやつにも食べてました。トルティーヤのカロリーってとても高いんですよね。
メキシコ人が太る原因はトルティーヤなんでしょうか。
ただ、お店や屋台にも当たり外れがあります。お腹を壊す危険もあるんです。
見分け方は簡単!美味しいタコスを提供するお店の特徴は、こんな風に繁盛しています。
列ができているお店はたいてい美味いです。地元の住人は美味しいお店知ってるので、聞くのもありです。
ここでは、ポーク(パストール)やチキンなど様々な種類のタコスを出してくれました。
ライムを絞って、サルサをかけてかぶりつきます!「美味い」の一言でした。
付け合わせの小さい玉ねぎも甘くていけます。
他にも美味しい料理はたくさん!
メキシコのステーキは脂をそぎ落とした状態で出してくれるので脂っぽくなくて柔らかいんです。
揚げたハラミにワカモレをつけて食べる料理もうまい♪
テオティワカン遺跡近くでビュッフェランチ
テオティワカン遺跡に行く観光客は「GRAN TEOCALI」で食事を取ることが多いそうです。ツアーに含まれていたりもします。
観光客だけでなく、地元の人からも愛される「GRAN TEOCALI」はバイキングと各自注文をする2つのスタイルがあります。
旅行客が多いので英語のメニューもあります。
店内は広々としており、団体客が入れるスペースもあり、真ん中には様々なローカルフードが並んでいます。
変わりどころをいうと、サボテンと豚の皮。
メキシコではサボテンが至る所に生えており、日常的に食べます。
うそでしょ!?と思うかもしれませんが本当です。最近では日本でも輸入したサボテンを出すお店が増えています。
サボテンのサラダもあり、色々な料理に使われていました。特に美味しかったのは牛肉とサボテンの炒め物!ライスと一緒に何杯も食べました。
サボテンの味は、めかぶの歯ごたえが無い感じです。まずくはないですが、美味しくもないかな。
豚の皮を揚げて塩を振った料理(チチャロン)も。お菓子みたいで美味しかったです。スーパーでも販売していました。
タコスもおいていました。
好きな具材と数量を伝えるとスタッフが焼きたてのトルティーヤにはさんで仕上げてくれます。
テオティワカン遺跡に行かれた方は、良かったら立ち寄ってみて下さい。
メキシコはチップ文化なので、お会計でチップが含まれているかを確認し、含まれていなければ会計の10%をチップで支払う必要があるので注意が必要です。
チェーン店
アメリカや日本で馴染みのあるチェーン店もたくさん進出していました。
メキシコ料理を提供するチリズ。
メキシコ人のファンが多い安定のチリズ。美味しいです。
chili’sでは、ナチョスとタコスを注文。
赤色のソースは少し辛みのあるサルサ。緑色は、日本でも人気のアボカドを潰したワカモレ。
ナチョスはどの店でも安定して美味しいです。毎食たべました。
ホテルの朝食でも出るぐらい。
タコスはオーソドックスなタイプで、トルティーヤにチキン、サラダが入ったタイプ。味は普通でした。
サフランライスのようなお米は美味しかったですが、豆のスープは苦手でした。
ピザ系は、ドミノ・ピザ、ピザハット。
ハンバーガー系は、マクドナルド、バーガーキング、カールスJr。
日本でも食べれるのですが、どうしても食べたくなり、おやつにカールスJrには行きました。
日本のすき家もあり、ラーメンもやっているがイマイチです。
コンビニは、oxxoがダントツ多いです。次に多いのがセブンイレブン、たまにサークルKがあるといった感じです。
日本のコンビニほど充実はしていませんが、飲み物や軽食は手に入ります。おにぎりはありませんでした。
最近は、日本料理店も出来てきているそうで、やきとり、おでん等を出していました。
現地でも寿司は人気があるとのことで、すしのチェーン店もあるほどです。生魚は恐くて食べませんでしたが、ロール系は食べました。
物価もそれほど高くなく、お店ではVISAなどのクレジットカードも比較的使用できました。
メキシコ定番!オススメのお土産
旅行に行ったらお土産を友人や会社に買わないといけない人もいると思います。
そういった方々にオススメする商品は2つあります。
この2つは定番中の定番で外さないですし、話のネタになります。
購入場所ですが現地のスーパーが断然お買い得です。空港でも販売していますが、スーパーで買う価格の何倍もします。
サルサソース(約10ペソ)
メキシコ人も家庭料理に使うValentinaのサルサソース。
辛さにランクがありますが紹介したタイプはノーマルで美味しいです。僕はサルサソースに病みつきになり、行くたびに買って帰ります。
値段も1本100円未満なので、お財布にも優しいんですよね。
テキーラチョコレート(約90ペソ)
TURINのテキーラチョコレートはとても有名。
Jose Cuervoという有名なテキーラの銘柄が使用されているので話のネタになりやすいです。
スーパーでは筒のタイプしか販売していないですが、缶なのでスーツケースに入れても潰れないのが良いです。1缶に20個くらい入っています。
その他お土産候補としては、テキーラ、刺繡などの民芸品、ナチョスなどがあります。
いずれにしてもスーパーは色々あるので、お土産探しに最適です。
感想
旅行した気分を感じることが出来ましたでしょうか。
日本では、危険なイメージがあるメキシコですが、観光地までの行き方、行ってはいけない場所さえ注意し、警戒していれば、とても魅力的な国です。
最後に良かった点をまとめました。
・料理が美味しい
・世界遺産やリゾート地が多い
・日本人に対して友好的。
・気候が良く過ごしやすい
ANAが直行便を出したことで、もっともっと日本からの観光客も増え、身近な存在になるでしょう。
記事に興味を持っていただけたら、シェア頂けると嬉しいです(^^)