理系の聖地である東京の四谷三丁目にあるサイエンスバー「インキュベータ」に行ってきました。
そんな僕も理科系出身なので、行く前からワクワクが止まりませんでした。店内は全てが理科で埋め尽くされていました。
大学で生物、科学を学んでいたので、研究に没頭していたあの頃を思い出したい方が1人で来店されていたり、海外の方が興味本位で来てたり、女性だけ来てたり、客層は様々でした。
もちろん理系出身だけでなく、文系でも楽しめる内容になってます。
お酒を飲んだり、食事を食べたりしているだけで気分は研究者!その場にいるだけで頭が良くなったんでは、という錯覚に陥っちゃいました。
そんな今話題の理系バーの魅力、メニュー、どんな実験器具があるかを感想を交えながら紹介します。
四ツ谷の穴場スポット理系バーとは
理系バーとは、サイエンスバー「インキュベータ」です。
元研究者の店長が科学を身近に感じてもらうために運営されています。
店内には、所せましと器具が置いてあり、まるで研究をしている雰囲気を楽しむことができます。
イベントで講義や実験があったりもします。毎日行っていないので、基本はゆっくりと飲む場所とお考えください。
探偵バーでは、毎日イベントがあったので、ちょっと残念です。
でんじろう先生のような講義が見たかったな。
場所は、東京都内のど真ん中、四ツ谷にあります。飲食街から1つ入った通りのお洒落なたたずまいです。
アクセスは、JR四ツ谷駅からだと徒歩で15分かかるので、四ツ谷3丁目駅がおすすめです。
入り口のドアにはバイト募集の案内がありました。
面白かったのが、資格等の箇所に「理系の大学生または卒業生」と記されてることです。
お客さんの場合は、文系でも全く問題ありません。
扉を開けると、そこはサイエンスワールド!
サイエンスバーの店内に実験器具
人体模型が接客してくれるのかな?とか、期待に胸を膨らまし入ると、1番最初に目に入ってきたのは白衣!
早速着替えか!と思い、上着を脱ぐと、元研究者の店員さんが「こちらへどうぞ」と案内してくれました。
入店と同時に着替えるシステムではないそうです。
着たい人は場が温まってきた頃に、白衣を着て記念写真を撮るそうです。
案内された場所は特等席のカウンター。
特に予約はしてなかったんですが、VIPのオーラが出ていたのでしょう。
因みに、インキュベータでは予約ができます。席数が少ないので予約したほうが良いです。僕が行ったときは混雑はしていませんでした。
カウンターには、小学校や中学校の理科室で見たことがある実験器具が!
ここは実験室じゃないよね?と疑いたくなる光景です。
シャーレ(ペトリ皿)、試験管スタンド、たくさんの試験管、丸型洗浄瓶、ビーカー。シャーレなんて言葉を何十年ぶりに言っただろうか。懐かしい気持ちになります。
こっちにはITピペットのオブジェが!バイオ系がお好きなのかな。
ピンセットがなぜか大量にある。
顕微鏡まである。顕微鏡を使って観察したりもできます。左のやつ何だっけ、リービッヒ冷却器かな?とりあえずたくさんある!
近くにはキムワイプまでありました。ティッシュ代わりに使うのかな。
最後に気付いたんですが、目の前にはリトマス試験紙が。
ご自由にお使い下さいって。お酒やコーラがアルカリ性か酸性かを測ればいいんだろうか。
おもしろすぎる!
話のネタにもなるので、デートでも使えますね。ドヤ顔で話をしている理系男子の顔が浮かんできます。
文理問わず女性の方は笑顔で聞いてあげて下さいね。
店内を見渡すだけで、話のネタがつきません。
自分たちだけで盛り上がっていると、店員さんがメニューを見せてくれました。
そうだ、器具に集中しすぎて注文するの忘れてた。
理科実験が好きな人におすすめのメニュー
事前の予習で、試験管に入ったワインの飲み比べや色が変化するDNAというドリンクが有名という情報を掴んでいました。
他には、どんなメニューがあるのか開くと、驚くほど変わり物のメニューはありませんでした。
DNAを注文すると、店員さんが解説をしながら作ってくれます。
お酒好きの人は試してみて下さい。
ソフトドリンクなどのノンアルコール。利き水なんてのもあります。
食べ物は、バーっぽくつまみがメイン。アルコールランプ炙りセットが気になります。
飲み物は利き水とコーラを注文。(味比べできるワイン飲まないんかい!という突っ込みはやめて下さい・・・)
お通しは、試験管に入った干しイチジク。湿気ないようにコルク栓までされてます。
暫くすると、ドリンクがきました!
な、なんとビーカーに入ってる。基本的に飲み物はビーカーで提供されるそうです。
利き水は純水と普通の水。美味しと思った方が普通の水でした。
なんとも情けない。
料理は、マシュマロ串とスルメイカを注文。
ドライいちじくを食べながら科学の将来について語っていると取り皿が用意されました。
取り皿がシャーレ(ドイツ語)じゃないですか。英語ではペトリ皿。「とりざら」の由来って「ペトリざら」から来てるんですかね。
ぺを抜くと「とりざら」になります。なんてしょうもない話をしていると、料理がきました。
竹串に刺さったマシュマロとアルコールランプ。
火のついたアルコールランプでマシュマロを軽く炙ります。
甘い香りがしてきて、焦げ目が少し付いたら食べごろ!
新鮮です。
スルメは1枚まるごと!
三脚、石綿付き金網、ピンセット、アルコールランプのセットが。
ハサミでスルメをカットし、金網の上で焼きます。
ミニバーベキューみたいです。
イカのいい匂いがしてきたら出来上がり。シャーレに移して、ピンセットで食べます。
味を楽しむというよりは、理科実験の器具を使って調理を楽しむ感じですね。
最後に、理系バーインキュベータの感想を少し。
個人的には、受動的なお客さんをもう少し楽しませる工夫があれば良いなと思いました。
話のネタとして行くには楽しめますが、僕の場合リピートはないですね。
毎日科学実験のようなイベントを開催したら良いんじゃないかなと思いました。
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