ANAで最も長い距離である成田、メキシコシティ間を結ぶボーイング787。直行便で14時間を超える飛行時間を体験してきました。
昔は、アエロメヒコのみの運行でしたが、2017年からANAがメキシコシティと成田の直行便を就航させたことで、日本からカンクンやカリブ海などリゾート地に行きやすくなったのではないでしょうか。
以前、メキシコシティを観光してきた時はアエロメヒコを利用しました。
「成田空港からアエロメヒコ直行便でメキシコシティを観光してきた」
全日空のエコノミークラスで、メキシコと東京を往復をした搭乗記、機内食、飛行時間、アエロメヒコとの違い、出発到着ターミナル、メキシコシティ国際空港ターミナル間の移動を紹介します。
あわせて、メキシコで有名なお土産も紹介します。
目次
日本からメキシコの飛行時間は12時間
全日本航空の出発到着は、国際線ターミナル1(成田第1旅客ターミナル)です。鉄道を使う場合は、京成線またはJRを利用します。
東京からメキシコシティへの直行便は、ANA、アエロメヒコともに夕方に出発します。
今回利用したのは17時5分の便でしたので、2時間の15時にはチェックインを済ませ、手荷物を預けました。
写真はビジネスクラスのチェックインカウンター。やっぱり空いてますね。羨ましい!実際はエコノミークラスでの移動ですが、見栄を張って写真だけでもビジネスクラスにしました。
今回の搭乗ゲートは、28Dと少し遠い場所。モニターのフライト時間12時間を見て、憂鬱な気持ちになりながら搭乗時間を待ちます。
日本から行く場合は12時間ですが、日本に戻ってくる時は偏西風の影響で14時間を超えます。機内での過ごし方も日本の航空会社かそうじゃないかで、個人的には結構変わってきます。
搭乗時間になると優先順に搭乗します。バスで飛行機まで移動するタイプでした。順番にバスに乗り込み飛行機に向かいます。
機内に乗り込むと座席は4つのゾーンに分かれています。
まずはビジネスクラスです。足が伸ばせて羨ましい。
次のゾーンもなんとビジネスクラス、ビジネスクラスの席が多いです。飛行時間が長いので、横になっていきたいですもんね。
次は、プレミアムエコノミー。エコノミークラスよりも少し座席がゆったりしているタイプ。ビジネスクラスよりも席数は少ないです。
プラチナ、ダイヤモンド会員の場合、プレミアムエコノミークラスに空きがあったら、エコノミーから無料でアップグレードされます。
最後は、エコノミークラスです。値段は時期にもよりますが、往復16万円程でした。安い航空券ということもあり往復で約7000マイルが貯まりました。
エコノミークラスでも、狭いとは感じません。
画面モニターはタッチパネルタイプで、リモコンが前に埋め込まれています。
画面サイズはアエロメヒコと変わりませんが、リモコンの位置が違いました。下の画像はアエロメヒコ。
シートポケットには、コンテンツガイドなどの冊子とヘッドホンが入っています。イヤホンではないのが嬉しい。
その日のフライトは、ほぼ満席の状態でした。
モニター部分にはUSB差し込み口、スマホが充電できるのはもちろん、スマホ内の音楽を聴くこともできます。
目に付かない場所にあるので意外に知らない人も多いですが、パソコンの充電も足元で出来ます。
そして、ハンモックのようなフットレスト。足を置いてみましたが、トレーニングしているみたいで疲れました。
機内設備を探していると、離陸の時間になりました。長旅の始まりです。ここからは機内食をはじめとしたサービスを紹介します。
離陸後30分で、 水(ペットボトル)とおしぼりが配布されました。
その30分後には、お菓子とドリンク。
その1時間後に食事。そうめんが出てきたことにびっくり。
食後はハーゲンダッツのアイスクリームが出てきます。アエロメヒコの時はスーパーカップでした。
出発から7時間後に、飲み物とパンが配布されます。
飲み物のアルコールやジュースはいつでも貰うことができます。また、スナックは後ろの席に置いていて、好きな時に食べることが出来るようになっていました。
最後にもう1度、食事がでてきて、少ししたらベニートフアレス国際空港に到着です。
国内の飛行機会社だと、日本語のドラマや映画コンテンツがたくさんあるので、意外とあっという間に12時間が過ぎてしまいます。
客室乗務員の方に聞いたんですが、ANAでは、アエロメヒコに比べて機内の気圧を調整していて、長時間過ごしても疲れにくいよう工夫が施されているそうです。実際にそこまで疲れませんでした。
メキシコシティ国際空港のターミナル間移動
ANA便はメキシコシティ国際空港のターミナル1に到着します。日本時間の夕方に出て、到着するのはその日の昼過ぎです。時差は14時間。
メキシコシティ国際空港には、たくさんの両替所があります。日本円からの両替もありますが、レートが日本の空港で行うより悪いです。
一番お得な方法はキャッシュカードで現地のATMで引き出す方法ですが、それ以外だとドルを持って行き、メキシコシティ国際空港でペソに両替するのが良いでしょう。
乗り換えで、アエロメヒコやデルタを使う場合はターミナル2に移動しなければいけません。
ターミナル1とターミナル2を移動する方法は、タクシー、電車(モノレール)、シャトルバスの3つあります。
バス乗り場は、ターミナル1の出口7(Puerta7)を出た所です。
シャトルバスは「ダウンタウン行き」と「ターミナル2行き」の2種類あるので注意が必要。
値段とイラストで判断が出来ます。ターミナル間移動のシャトルバスは片道14ペソです。
シャトルバスで移動する場合は10分程かかります。
ダウンタウン行きは30ペソで、横にDowntownと記載があります。
出発するターミナルの搭乗券やEチケットを持っている場合は、無料なのでモノレールがおすすめです。(チケットが無いとモノレールには乗れません)
モノレール乗り場は出口6(Puerta6)の連絡通路から行くことが出来ます。
アエロメヒコで成田から直行便で行く場合は、ターミナル2に到着し、ターミナル2から日本に戻ります。
メキシコでおすすめのお土産6選
日本に帰国するANA便を紹介する前に、会社や友達に渡す人気のおすすめメキシコ土産を紹介。
お菓子(チョコレート)
万人受けするのがチョコレート。テキーラ入りのチョコレートで有名なTURIN。空港でも買えますが、高いのでウォルマート等のスーパーでの購入がオススメです。
メキシコ国内でよく見かける「Liverpool」という百貨店でもお菓子は買えます。
パッケージにサボテンがデザインされたチョコレートやワイン等お土産を買うにはもってこいです。
量り売りもあります。
現地の人が日常で良く飲む手頃な「テキーラ」
メキシコのお酒といえばテキーラ。ワインも美味しいですが、イメージはテキーラです。
様々な種類、値段があってどれを購入しようか悩むところですが、現地の人のおすすめは「Jose Cuervo」
日本でも3000円くらいで販売していますが、現地だと半額以下で買えます。近くにいたメキシコ人に聞いてみると、「Jose Cuervo」は安くて美味しい!と人気でした。
スーパーには大きなサイズしか販売していないので、小さいサイズが欲しい人は、空港や免税店で購入することが出来ます。
料理の定番「サルサソース」
日常でサルサソースが使われます。辛いだけではなく、深みもあるサルサソース。
中でも有名なのが「Valentina」のサルサソースです。スーパーでは、100円以下で買えるのでママ友に配るのにオススメ。
プロレス(ルチャリブレ)のマスク
メキシコで有名なスポーツと言ったらプロレスです。現地ではルチャリブレといいます。マスコットや人形など、様々なグッズが販売されています。
覆面マスクもたくさんの種類があります。
荷物としてかさばらないステッカーもオススメ。
ドクロ(カラベラ)の置物
メキシコ国内では良く骸骨の置物があります。スペイン語でカラベラといい、お盆に飾ります。
Tシャツ
ドクロやサボテンをはじめとしたメキシコを象徴するデザインのTシャツがたくさんあります。比較的安いです。
マグネットやキーホルダー
手軽に買えて、荷物にならないということで、マグネットやキーホルダーもよく売れるそうです。買い忘れがあっても空港内で販売しているので、帰国前に余ったペソを使って購入することもできます。
日本への帰国は14時間超え!
メキシコシティから東京成田へのANA直行便はターミナル1から出発します。
アエロメヒコ便もそうですが、出発は夜中です。
どうやって時間を潰そうか悩みましたが、空港ターミナル1直結のヒルトンホテルで時間を潰すことにしました。
アエロメヒコで帰国するときは、ターミナル2直結のNHホテルで時間を潰していました。
出口8(Puerta8)のエスカレーターをのぼるとすぐ見えてきます。エスカレーターを上った場所にはフードコートもあるので、そこで時間を潰すこともできます。
ロビーで時間を潰すこともできますが、シャワーを浴びてベッドで仮眠をとりたかったので宿泊を選択。
部屋は十分な広さでした。
出発が2時過ぎの便なので、2時間前に一度チェックインカウンターに荷物を預けに行きました。混んでいなかったのですぐに預けることができ、また部屋に戻りました。
ギリギリまでホテルに行き、搭乗時間の20分前にホテルをチェックアウトして、出発ゲートに向かいました。夜中の便だと保安検査所も空いていて10分程で搭乗ゲートに到着。
免税店は全てしまっていました。喫茶店やお土産売り場は一部営業していました。
飛行機に乗り込むと、なんとガラガラ。燃料と機体バランスの関係で、日本への直行便は満席にできない。というのを関係者から聞きました。
ビジネスもガラガラで、替えて欲しいなと思いつつエコノミーシートへ。ドア閉まった後は、空いてるエコノミーシートに移動可能なので、3列シートを1人で使うことができました。
機内食は、軽食が1回、そして食事が1回でした。離陸後すぐに、サンドイッチとドリトスが出てきました。ドリトスって美味しいですよね。
少し眠ると気づいたら半分くらいの所まで来ていました。
食事は、天丼がでてきました。なんといっても日本食は嬉しい。味も悪くないです。
あっという間に14時間半が過ぎ成田空港に到着。
アエロメヒコよりANAの方が快適
ANAの最長飛行時間を経験しましたが、アエロメヒコより良かったです。
1番は気持ち的な面が大きかったです。日本人の客室乗務員ということで、安心感がありました。サービスも徹底してます。
映画やドラマ等のコンテンツも日本語が多いので時間が潰せました。
料金も大差がないので、またメキシコに行くときは全日空を使いたいと思いました。
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